中国鉄道南寧局集団(以下、南寧局)によれば、今年1~2月には鉄道輸送と海運を連結させた西部陸海新通路で、定期便貨物列車による輸送量が前年同期比58.4%増の累計20万9000TEUに達しました。伸び率は上昇し続けており、輸送量は2019年の通年累計を超えました。沿線地域にとっての貨物輸送の「快速道」が整えられたことで、西部地区の経済開放と発展が後押しされています。
南寧局の関係者によれば、2月なってから新通路の貨物輸送への需要がさらに旺盛になり、1月と2月を通じた貨物輸送量の増加率は1月単月より30ポイント近く上昇しました。特に広西チワン族自治区の木材や石材、湖南省の茶葉、ロール紙の増加の勢いが強いとのことです。
新通路の貨物列車輸送の品目は現在までに1234種に増加しました。新通路は18省(自治区と中央直轄市を含む)の73都市にある158駅や、世界の127の国と地域の556の港に通じ、貨物の品目数は数万に達し、機械電機類製品、農産物、化学工業製品など多くの分野をカバーしています。西部の陸海新通路はすでに中国と沿線諸国の経済貿易協力、世界のサプライチェーンの安定を維持する貿易の大通路です。
広西チワン族自治区はこのほど、2025年の中央予算の枠内のインフラ整備の事前予算として29億1200万元(約602億円)を投じました。うち鉄道特別プロジェクトには10億元(約207億円)を充てて、西部陸海新通路の建設を支持し、国家の重要な発展戦略を遂行します。
「中国国際放送局日本語版」より 2025年3月2日
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