工業・情報化部、商務部、国家衛生健康委員会などの中国政府7部門はこのほど、「医薬品工業デジタル化・スマート化モデル転換実施案(2025−30年)」を通達した。医薬品の品質安全保障及び人民の生命・健康保護を根本的な目標とし、全産業チェーン協調発展を主線とし、デジタル化・スマート化モデル転換を主な取り組みとし、シーン応用をけん引とし、計画指導、問題指向、タイプ別施策、系統的推進を堅持し、医薬品工業のデジタル化・スマート化発展及びスマートな監督管理の水準を同時に高め、シーン化及び可視化により医薬品工業のハイエンド化、スマート化、グリーン化という融合的な発展を促進するとした。
中国工程院の董家鴻院士は、「実施案はデータ相互接続、標準統一、人材確保を重要な足がかりとし、産・学・研・医協同イノベーションを促し、医薬品工業の質の高い発展の基礎をしっかり固める。実施案の発表は、医薬品工業のより高品質でより安全でより効率的な方向へのモデル転換を効果的に促す」と述べた。
中国情報通信研究院の余暁暉院長は、「医薬品工業は現在、規模拡大から質向上への重要な転換期を迎えている。AI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどのデジタル・スマート技術が医薬品工業のより高品質で効率的な方向への発展をけん引している。新技術は医薬品の研究開発・設計、生産・製造、マーケティングサービス、運営管理の全フローを貫き、業界応用の掘り下げと具体化や、全チェーンのスマート化グレードアップを促している。デジタル化・スマート化モデル転換の促進は、医薬品工業とAIなどの先端技術の深い融合を加速する。中国が世界の医薬品テクノロジーの競争で機先を制することを後押しし、医薬品産業のハイエンド化、スマート化、グローバル化への発展を推進する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月6日
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