米国が関税戦争を仕掛ける中、第137回中国輸出入商品交易会(広交会)が15日、予定通り開幕した。
「中国第一展」と呼ばれる広交会は常に、中国の貿易の「バロメーター」と「風見鶏」だ。証券日報の調べによると、本広交会の圧倒的多数の中国貿易会社が過度な動揺や混乱を示していない。先手の手配、多元的な市場構造、中国の整った産業チェーンの強みにより、多くの貿易会社は関税の衝撃に余裕を持って対応している。
広交会の現場は域外バイヤーで混雑していた。注文と市場シェアを獲得しようとする出展業者の熱気が感じられた。
産業チェーンの強み、十分な自信の源に
本広交会の現場では、多くの出展業者と域外バイヤーが中国のサプライチェーンの強みについて口にした。これは中国の貿易会社が関税の衝撃に対応する十分な自信をもたらした。
仏リヨンの域外バイヤーのDominique Guicherd氏は、「中国のサプライチェーンは大きな強みを持ち、全世界に割安で質が高い商品を輸出する。米国が発動した関税戦争は、米国にとっても中国にとっても世界にとっても良くない。私は中国の製造業に期待し、より多くの中国製品をフランスに輸入したい」と述べた。
家電は中国の貿易会社による海外進出の重点製品だ。中国家用電器研究院の曲宗峰副院長は広交会の現場で、「中国の家電製品は現在、産業チェーンの安全もサプライチェーンの安全も独自にコントロールできる。2019年に行った評価によると、家電産業は中国が世界をリードする5つの産業のうちの1つだ。そのため関税戦争に立ち向かう十分な自信を持っている」と述べた。
自動車検査製品を製造する企業のエンジニアも、「当社の製品は川上・川下のソフトウェアとハードウェアの統合が必要で、川上・川下のサプライチェーンからのサービスと技術サポートも必要だ。そのため当社の製品は整った川上・川下のサプライチェーンに強く依存する。このサプライチェーンがなければ、これらの先進的な製品の研究開発は困難だ。そのため産業チェーンは当社の自信の源だ」と率直に話した。
この関税戦争において、中国の貿易が得難い強靭性と競争力を示していることが分かる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月17日
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