国務院報道弁公室は9日、「中米経済貿易関係における若干の問題に関する中国側の立場」白書を発表しました。商務部の関係部門の責任者が、白書が発表された背景や主な内容、中米経済貿易関係に対する中国側の立場などについて、記者からの質問に答えました。
中国がこの白書を発表するのは、中米経済貿易関係の実態を明らかにし、中米経済貿易関係に関する中国側の政策と立場を系統的に説明し、一国主義、保護主義が中米両国の経済貿易関係に与える損害を明らかにし、中国の、断固として国益を守り、多国間貿易体制を擁護する決意と意志を示すことを目的としています。
商務部の責任者は、「米国のやり方は基本的な経済ルールと市場原則に違反し、世界貿易機関(WTO)のルールに背き、米国が長期にわたって国際貿易から大きな利益を得てきたという事実を無視するものだ。米国側の関税引き上げが自身の問題の解決にはつながらず、かえって金融市場に激しい変動を引き起こし、米国のインフレ圧力を高め、米国の産業基盤を弱め、米国経済の衰退リスクを高め、最終的には自業自得になるだけであることは歴史と事実が証明している」と指摘しました。(藍、坂下)
「中国国際放送局日本語版」2025年4月10日
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