中国物流・調達連合会は30日、今年1−2月の物流データを発表した。一連の政策のけん引を受け、物流の需要が安定増の流れを続け、物流の市場規模が持続的に拡大した。
中国の今年1−2月の社会物流総額、すなわち経済の動きにおける物流実物量の価値の合計は前年同期比5.3%増の56兆3000億元だった。構造を見ると、工業生産関連の物流需要が安定的に増加した。うちハイテク製造関連の物流需要は同9.1%増で、昨年通年の増加率を0.2ポイント上回った。
設備更新政策などのけん引を受け、鉄道輸送設備製造や都市レール交通設備製造などの業界の物流の需要が、前年同期比で20%以上の増加となった。家電製品買い替え政策などのけん引を受け、家電製造の物流の需要が同10.1%増となった。また越境ECの急速な発展のけん引を受け、国際空輸市場の増加率が高くなった。今年1−2月の貨物・郵便輸送量は同17.9%増の57万5000トン。
また重点物流企業の1−2月のサプライチェーン契約受注数が20%以上の高い増加率を維持した。これは物流の需要構造の持続的な高度化に伴い、生産企業と物流企業によるモデル転換協働推進のペースが上がったことを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月31日
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